【急断薬をしたお話⑦】
頭が完全におかしくなってしまった次の日から、
旦那さんが休みを取ってくれ、その後も遅く出勤したり早退してくれた。
本当に旦那さんなしでは、いま私はここにいない。
これはノロケでもなんでもなく、
傍から見ても私が完全におかしくなっていて、
一人にすると死ぬ危険性がとても高かったからだと思います。
もちろん今まで共に生活する中で、そんな危険があったことは一度もありません。
とにかく、
一人になることが、不安で怖くて仕方なかった。
そしてそれは3ヶ月経ったいまでも、完全に取れません。
処方してもらったレキソタン1mgを、
1度に1錠飲むより、1日数回に分けて飲んだ方が血中濃度が安定して良いのではないか?と考え、
先生に怒られるのを覚悟で、
1錠を半分、1/4に割って、
朝・昼・夕・寝る前と分けて様子を見ながら(&見てもらいながら)飲み始める。
同時に、何時に何mg飲んだか記録をつけ始める。
再服用から1週間は、1mg~1.5mg/dayを日によって飲み、
2週間目からは、0.75mg/day(0.25mg/1日3回)で増やさず減らさず、
1ヶ月経った日から、水溶液減薬法にて少しずつ減らし始めた。
地獄を見た日に×印を付けていた手帳を見ると、
9月末日にも『×』
全然覚えていないけど、苦しかったんだな。
レクサプロとメイラックス(短期間だったけど)を
止めても、レキソタンを減らしても、
まだまだ苦しい日々だったし、3ヶ月前に比べると何倍と楽だけれど、まだ苦しい日々は続いてる。
いろんな方のブログを読んでいると、
急断薬、急な減薬をしなければ、ここまでヒドイことにはならなかったのかな?と思う。
自分が飲んでいる薬から目をそらさず、
きちんと調べるべきだったなと、心の底から思う。
《症状》
- 不安感
- 恐怖心
- 死にたくないのに死ぬことが離れない
- 激しい動悸
- 身体がうまく動かない
- 顔や手足が勝手に動く
- 音が怖い(耳栓を使う)
- 光が眩しい(サングラスを使う)
- 喉が渇く
- けど、一瞬で排尿してしまう
- 食欲不振
- 寝に落ちる瞬間に恐怖が襲う
- 悪夢と激しい動悸で目覚める
- ほぼ眠れず
- 人が怖い
- 声が出ない
【断薬後、追記2022年】
断薬⑤あたりからのことは、実は断片的にしか記憶がなくて、水に薬を溶かして減薬していく方法『水溶液減薬法』などは、確か離脱症状に身体が完全に乗っ取られる前に調べていたような記憶があります。
自分のことも、他者のことも傷付けようとしてしまうため怖くて刃物が使えず、自分で薬を割ることも出来ず、レキソタンを夫にカッターで割ってもらうこと、そしてそれをぬるま湯に溶かして不要な量を、シリンジ(注射器のようなもの)で減らして、残りを飲むこと。
この一連の動作も自分ひとりではできず、夫の手を借りてやっていたと思います。
細かい数字を↑では書いていますが、夫に確認してもらいながらやっていたのか…
今となっては、本当に記憶が曖昧です。
計量カップにシリンジ、薬…まるで理科の実験のような感じでしたね。
薬を飲む事や飲んでいた事に、恐怖感や後悔を抱くようになってしまったのもこの頃かな…
断片的な記憶の中で思い出すのが、
もう薬を飲みたくないと、どうしても飲みたくないと、飲むのが怖いと泣きながら夫に訴え「飲まないとダメだ、飲まないと良くならない」そんな風な言葉で叱られ、映画などで目にしたことのあるヤク中のように、ガタガタと震える両手でコップを持ってレキソタンを飲んだ記憶。
コップを持ってレキソタンの欠片を飲んだから 、水溶液での減薬を始める前かな…。
本当に本当に、悲しかったなぁ…。