図書館でなんとなく目に入り手にした
細川貂々さんが描く「ツレがうつになりまして。」
発売当時は私も
ベンゾやSSRIをガッツリ飲んでいたど
どこか他人事のように読んでいた記憶
減薬方法や断薬後の様子など
何か書いてあるかな?
ヒントになることが書いてあるかな?
と読んだことのなかったシリーズも含めて
改めて再読しました
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“毎日横になりながらボーッとすごしています。入道雲がもくもくと大きくなるのをながめたり、天井にうつる光をみつめたり。役立たずだけど無能だけどしょうがない、今は人生の夏休みなんだ”
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その後のツレがうつになりまして。/細川貂々
”実はそれがうつ病独特の逃避心理から出ていることも多いからだ。「会社を辞めたい」と言って実行した人は、次に「離婚したい」「親子の縁を切りたい」などと言い出して、さらには「この場所から逃げたい」と行動し…“
“休職したときに、普通なら「ここで旅行に行ったりするとダメ」って判断ができるはずなのに、そうした判断がおかしくなるっていうのが、実はそこも「うつ病の症状」なのかもしれないよね。”
”最初朝昼晩だったのが、朝晩になり、2日に1度になり、そして2006年の12月「先生が一応薬は出すけど、もう飲まなくてもいいって」「うつ病は再発の多い病気なんだ、薬をのまなくなったからもう安心ってわけじゃないんだよ」“
(うつ病独特な症状と書いてあったけど、少なからず薬の影響もある気がしたりしなかったり…自分にも心当たりがありまくり…元々の性格もあるでしょうけど、後先を考えずに極端な思考や行動になっていたし、いまだになってしまう事があります)
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7年目のツレがうつになりまして。/細川貂々
”人の集まる所、コンサートホール・映画館・劇場に行けない。飛行機・新幹線・高速道路など速い乗り物に乗れない。妻『だけどさ私だって高所恐怖症だし閉所恐怖症だよ。誰でもひとつやふたつこわいものがあるよ』“
“でも、今病気と闘ってる皆さん、家族の皆さんのところにも、目には見えないかもしれないけど、未来の自分がやって来て笑いながら何か言っているかもしれない。そう想像してみてください。今の苦しみは、信じられない未来へとつなかっているかも、と。”
”「いろんな人がいていいんだ」ということです。自分と違う考えの人、性格の合わない人、強い人、弱い人、怖い人、やさしい人、いろんな人がいて「人間」なんだなあって、思えるようになりました。“
“今は「かがくのちから」を大事にしてるかな
かっこつけない
がんばらない
くらべない”
(2006年12月薬を飲まなくて良くなり、お守りがわりにもらってきた薬にも手をつけずに断薬となったとの記載)
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減薬、断薬については
「漸減法で断薬したのかな?」という
記述が少しあるだけだけど
断薬後のお天気が悪い日などに
体調不良で寝込んでいたり
うつ以前のような働き方ではなく
主夫として家事育児を頑張っていたり
過去にとらわれず夫婦で進む姿が
少し気持ちを軽くしてくれた
エッセイ漫画はサクッと読めて
なおかつ「一冊読めた!」
という達成感もあって良い
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nekomura-benzodanyaku.hatenablog.com