ネコムラベンゾ・ドットコム減薬断薬離脱症状ブログ

パニック障害・減薬・断薬・断薬失敗・離脱症状・減薬断薬ブログ

麻酔/歯医者、麻酔、ベンゾ離脱症状、朗報。

桜が咲く季節になりました。
空の青さに桜のピンクが映えますね。
皆さま、いかがお過ごしですか?
こちらはドン曇りです。
映えない。


さて、
昨日、歯科麻酔のことで連絡を取り合ったていたツイッターの相互さんから朗報DMが届いたので、
相互さんの了承を得て、情報をシェアさせてもらいます◎


相互さん(仮/イヌムラさん)
▪︎ベンゾ服用期間は減薬も含め、6年
▪︎減薬期間は、2年
▪︎断薬後、1年10ヶ月

○薬品過敏あり(離脱症状と思われるとのこと)
○5年前、歯科治療の局所麻酔で動悸が強く出て瀕死(涙)
○今年、口腔外科にて全身麻酔手術


で、
イヌムラさん術中・術後共に
離脱症状が強く出ることもなく、無事に過ごされているとのことです!
良かった!!!!涙。


尚、
麻酔は、ミタゾラム
抗生物質は、アモキシシリン(ペニシリン系)
麻酔は点滴を使った、静脈内鎮静法というものだそうです。



イヌムラさんは、
「麻酔が切れた後、痛みと腫れで離脱を感じなかっただけかもしれません。」
ともおっしゃっていましたが(真実はいかに!?)
無事に終えられたとの連絡に、心から良かった…!と思い、
自分の事のように嬉しくなり、そして希望が湧きました。


ネコムラが以前歯科の先生から聞いたのは、
『歯医者の局所麻酔は、脳に近いから動悸とかが出やすい』
ということでした。


点滴での全身麻酔が良かったのか?
薬剤が合ったのか?
時間薬で、離脱症状が強く出なくなっているのか?
同じ状況でネコムラが手術を受けたとしたら、どうなるのか?
こればっかりは、個人個人で結果は違うのだろうけど、
それでも、情報の少ない離脱症状のことは、どんな事でも残しておきたい。


「初めて離脱症状に気付いた時、今みたいに情報が沢山なくて、
 何でもいいから情報が欲しかった。どんな些細なことでもいいから、希望を持ちたかった。」
とイヌムラさん。
それで今回のブログに快く協力してくだいました。
(本当にありがとうございました。)


ネコムラも離脱症状と向き合った5年前、
今ほどブログなどの離脱症状に関しての情報がなく、毎日手探りで生きてきました。
初期は光が眩しくて、怖くてスマホの画面を見られなかったこともありますが…
そんな中でも、離脱症状に苦しんだ先人たちのブログに支えられたので、
誰かの気持ちに寄り添えたら。
なんて大それたことは思ってはいかんね。
ただただ、ブログに残していきます。



さて、ここからは余談です。
ネコムラの歯医者さん通いですが、
先日、大工事部分の治療が終わりました。
奥歯に金歯を被せました。
反対側の奥歯は銀歯なので、ネコムラの口内は、
金さん銀さん共に100歳が向かい合わせで鎮座しているよう状態になりました。
なんとなく、めでたい感じです。


全幅の信頼を置いていた先生が海外移住をされるということで、
先生がいなくなる前にやってもらわねば!
と、先延ばししていた奥歯の大工事を再開したのが今年1月。
麻酔で離脱症状が悪化した経験をしてから放ったらかしでした。
麻酔必須の治療とのことで半泣きで治療に挑みましたが、
先生のご厚意(これが大きかった)と根幹治療のスペシャリストの手腕、
そしてネコムラの我慢(当たり前!)で麻酔なしで治療を終え、
あとは、先生の最終出勤日に金歯を被せて終了!


のはずだったんですが、
ここがネコムラの真っ直ぐ行かない人生。
金歯が合わず、再度型を取り、1ヶ月後別の先生に金歯を被せてもらうことに。
金歯被せるだけでも歯茎にラバーを貼り、
何度も消毒をして細かく調整してくれる完璧治療の先生に全部やってもらいたかった。
悲しい…。
と思っても先生はいないので、仕方なし。
別の名前も知らない先生(でもとっても楽しく感じが良かった)にバトンタッチ。
で、先日終わりました。

 
今後細かいところを治療するかどうするか。
歯科通院はまだかかりそうですが、大物が無事に終わったので本当に安心しました。
ちなみにこの名前も知らない先生に「この歯、麻酔なしでやったんですか?!!!」
と、大層驚かれました。
えぇ、そうなんですよ、麻酔なしでやったんです。
先生、引きますでしょう。


ということで、
口腔手術、全身麻酔&抗生物質離脱症状があっても大丈夫だった!
の声がここに増えました。
やったね!!!
嬉しい!!!


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ベンゾ離脱症状/備忘録④恐怖。

数日前ツイッターで、
自分に襲ってくる離脱症状に混乱している方のツイートを見て、
もう、本当に、なんとも言えない苦しくツラい気持ちになりボロボロと涙が出た。


知ってるよ、知ってる。
その、とてつもなく巨大な、不安や恐怖や混乱を、私も知ってるよ。
助けたい。
あの地獄のような場所から助けたい。
でも、声の掛け方が分からない。
だって、助け方が分からない。
自分が無力すぎて悲しい。


得体の知れない巨大な恐怖に襲われてた、あの時。
とにかく、何もかもが怖かった。
息をしているだけで、怖かった。


テレビも、
光も、
音も、
包丁も、
トイレに入ることも、
シャワーを浴びることも、
髪の毛を洗うことも、
歯を磨くことも、
1階の部屋から2階の部屋へ行くことも、
2階の部屋にいれば1階の部屋に行くことも。


何が怖いのか分からないけれど、とにかく怖くて、
それが日に日に大きくなっていって、本当に生き地獄だった。


心臓が飛び出してしまいそうな激しい動悸が止まらなくて、
幻覚なのか人影が見えて、
幻聴なのかラジオで話すような声が聞こえてきて、
眠れなくて、
一瞬眠れたと思ったら悪夢と動悸で飛び起きて。
ジッとしていられないけど、
外へ出ると結界が張ってるみたいに足がすくんで歩けなくて。


あれは経験した人にしか分からない恐怖の感覚だと思う。
地獄でしかなかった。
そして、あの恐怖を味わった事がある人はトラウマになっているんじゃないかな。
私は、そう。


無宗教だけど、必死でお願いした。
どうか助けてくださいって。
そして、もうこのまま死ぬんだと思った。


錯乱する前に夫に頼んでた。
どんな状態になっても、救急車を呼ばないで、大きな病院へ連れて行かないで。
日に日におかしくなる身体で調べて分かった”ベンゾジアゼピン離脱症状
それだと確信したから、
運ばれて、再び薬を投与されるのをどうしても避けたかった。


でも、悲しいけど、何かしら再服用しないと命がもたないと本能的に分かって、
レキソタンを飲んだ。


完全には元に戻らなかった。


すぐに減薬を始めた。


少しずつ減らさなきゃいけないことは分かっていたけど、
身体が、頭が薬を拒否して、
もう飲みたくないと、飲むのが怖いと夫に泣きついて、叱られ、震える手で水に溶かしたレキソタンを飲んだ。


つらかった。


本当に、つらかった。


なんでこんな思いをしなければいけなかったんだろう。


一人で外へ出られなくなってしまったので、かかりつけのメンタルクリニックへ夫に連れて行ってもらい、
夫も診察室に入り、一緒に話を聞いてもらった。
数年経ってこの時の事を夫は、
「話聞いてるだけの楽な仕事だな」と思ったと言っていた。
そして、勉強しておくんだったな、俺がいると態度が違うんだろうなとも。


先生が言うことではなく、
目の前のひどい状態の私を目をそらさずに見て、私が言うことを信じて減薬に協力してくれたのは、
この経験があったからだと思う。


あの先生、ベンゾの離脱症状のことを全く信じていなかったけど、
数年経った今、ベンゾの危険性について気付いてくれているかな。


昨日までベンゾを「一生飲んでも安全な薬ですよ」と処方して、
今日になったら「これは危険な薬なので、ゆっくりやめていきましょう」
なんて、急に診療内容を方向転換するのは難しいことくらい分かる。
でも、先生たちの処方に、診察に、たくさんの人の人生がかかってるんだ。
だから、どうかお願いします。
気が付いたら、怖がらず、方向転換してください。
どうか、どうか、お願いします。


話がそれてしまった。
苦しい状況にいるみんな、頑張ろうね。


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健康法/目指せ!草笛光子!

ふと、思い出しました。


草笛光子は朝目が覚めると、手の指先とか耳を、揉んだり伸ばしたりしてから起きるんだって〜」
と、夫がテレビで見た草笛光子の健康法を教えてくれたことを。
去年の話。


寝てる間に滞った血流を、末端まで血流を流すってことかな?
絶対体に良いよね、やろう、やろう。
すぐ忘れちゃうから、メモに書いてその辺に貼っておいてと。
で、メモを貼っておいたけど、見るの忘れちゃうし、やっぱり覚えてられないのね。
ってことで、
時々「はっ!草笛光子!」と目覚めにベッドの中で思い出した時に、
指先を伸ばし、耳を揉んでいます。
そうすると、目が覚めやすいです。


これを書くにあたって”草笛光子、健康法”と調べたら、
パーソナルトレーナーのもと運動をしていたり、
ストレッチボールに座りながらご飯を食べたりと、
朝に指先を伸ばすだけじゃない、他にも努力が凄い!
草笛光子、かっこいいな〜!
目指せ!草笛光子!!
(というか、呼び捨てにしすぎ。すまん、光子。)



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本/『腸を活性化させる食べ方と生活』高橋健太郎

 

気温が急に上がったからか、単にそういうサイクルか、

少し調子が下り坂で日課の散歩を休んでいて、

昨日、数日振りに散歩して、近所の公園に咲く河津桜を見に行った。

 

 

満開の桜を、ベンチに座ってキレイだなと眺めながら、

去年、ここに河津桜が咲くことを知ってから、もう1年が経ったんだなぁと思った。

公園にはおじいちゃん、おばあちゃん、付き添いの人、子どもにママたち。

”昼間の公園にいる人たち”を見て、私は何をしてるんだろうか、と要らぬ考えが浮かぶ。

ダメだ、自分の存在価値が分からなくなる。

私が生きている意味は?

 

 

でも、

今年もここまで歩いてきて、桜が見れた。

それ以上でも、それ以下でもない。

物事に良いも、悪いもない。

ここに来れて桜が見れたこと、それが全て。

もう、別に何でもいいや。

一瞬、そう思った。

 

 

図書館で、本借りたんだ。

『腸を活性化させる食べ方と生活/高橋健太郎

 

”私たちの体には、病原菌やウイルスを排除する免疫細胞が存在し、実は腸には全免疫細胞の6割上があります。さらにセロトニンドーパミンなど、幸福ホルモンと呼ばれる神経伝達物質を合成するのも腸。特に睡眠ホルモンに深く関係するセロトニンは、95%が腸で作られています。このように腸は、私たちの体、心を操る臓器として"体の陰の支配者"とも呼ばれ、腸活することで、美肌、見た目の若々しさ、ダイエット効果、アレルギーや風邪の予防&改善、メンタル面の健康、睡眠改善など、健康にも美容にも嬉しいメリットがたくさんあります。”

 

 

腸の基礎知識から、他の臓器との関係性、

腸内に異物が入った時はどうなる?

善玉菌・悪玉菌ていうけど、悪玉菌が悪い!って訳ではなくて結局はそのバランスが大切など。

 

 

著者の高橋健太郎さんは医師・医学博士で、

これを書いたときはニューヨーク州立大学で博士研究員。

良いなと好感が持てたのが、

「薬は一時的に緩和することしかできない」や、

テレビなどで〇〇には××が効く!と言われているものでも、

自分には合わない事があるから、自分に合ったものを食べようなど。

今読めば当たり前に思えるんだけど、

私は数年前まで、どんな病気でも薬を飲めば”治る”ものだと思っていたから、

お医者さんが書籍などでこうして言葉にしてくれると、安心するというか、嬉しい。

不思議な感情だけど。

 

 

私の不安な気持ちはいつも下腹部からじわりじわりとやってくるし、

腸が最強になれば、全身が元気になるんだろうな。

ただ、この間読んだ本でもこの本でも”糖質は控えた方がgood!”と書いてあって、

ご飯もパンも甘いものも大好きな私は、

その部分だけ見なかったことにして、本を閉じました。

へへへ。

 

 

 

 

本/『飲んではいけない認知症の薬』浜六郎

 

近所の図書館に、

ひとつのテーマの本を集めたリコメンドコーナー(?)があって、

少し前に行った時のテーマは”認知症”だった。

 

 

去年、

70代後半の父が認知症と診断され薬を飲み始めたので、

タイトルが気になって、借りてみた。

まぁ、認知症の薬も神経に作用するのだろうし、

治癒が目的ではなく、症状の緩和や症状を遅らせること(そんなこと出来るのか?)が目的なんだろうな、精神科の薬とそう変わらない薬だろうな、と思いつつ。

 

 

『飲んではいけない認知症の薬/浜六郎』2018年発刊

 

著者の浜六郎さんは、1945年徳島県生まれの内科医。

薬害事件を知り、薬害は起こるべくして起きているという考えに至り

それを、使用する一般の人々に伝えることを決心し

長年に渡り、医薬品の安全で適正な使用のための研究と、

情報活動に取り組んでらっしゃる方だそう。

(Wikipediaと著書より)

 

 

本の内容は、

認知症を起こす薬剤、

認知症に似た”せん妄”を起こす薬剤についてなど、

もちろん認知症のことが書かれているのだけど、

プラスして、

パニック障害などのメンタル疾患と診断され、薬を服用した後に身体に起こること、

その際の処方薬で多い、睡眠薬を含むベンゾジアゼピンSSRIの事、

ベンゾをやめた際に起こる離脱症状のことも書かれていて、

それはそれは興味深く、メモを取りながら読み進めた。

 

 

傷が修復されるのは、夜寝ている時。

身体を使うと神経が増えて、脳の働きが活性化する。

高齢になっても、認知に関係する神経細胞が一日700個も新たに生まれる。

それ以上に死にゆく細胞の方が多いみたいだけど、

それでも『新しく生まれてるんだ!』と気持ちがハッと明るくなったり。

「薬剤の効果や害について疑問に思って医師に話をしても耳を傾けてくれる医師は少なく、否定されて困惑している家族は多いでしょう。医師に対等に質問、相談することは難しい。」

それで、この本を書いた等々。

 

 

傷が修復されるのは寝ている時、っていうのは体感的にすごく分かって。

ベンゾを毎日服用していた頃の私は、足元がいつもグニャグニャふわふわグラグラしていて、

しょっちゅうつまずいたり、小さな段差で転んだりしていて、

周りからも、すぐ怪我をするから足元に気付けて!とよく言われていて。

それは、今考えると筋弛緩作用の強い薬(レキソタン等)を飲んでいたからなんじゃないかな?って思うんだけど、

どうなんだろう?

たくさんの薬を服用する高齢者の足元のふらつきが…とか聞くしね。

まぁ、そんな感じで子どもの頃に一度しかしなかった捻挫を、

骨折に関しては子どもの頃に一度もした事がないのに、

20代〜30代の間に何度か経験した。

 

 

ある時は、

左足を捻挫していた時に、左足をかばっていたら、

右足がグラっとグニャっとしてバキッといって、見事に骨折。

その後「終電に間に合わない〜!」とか言って、左足捻挫、右足骨折(翌日に判明)のまま、

足を引きずりながらも、小走りで駅へと向かったり。

 

 

この後も骨折や捻挫をするんだけど、覚えているのは、

いつも靴をちゃんと履けないくらい、足がパンパンに腫れて激痛なんだけど、

痛みをなんとか我慢出来て、歩けたこと。

もちろんその都度半泣き状態ではあったけど、

整形外科では、

「なんで歩けるの?」と言われ、自分は痛みに強いのか?我慢強いのか?

と思っていたけど、あれはベンゾの効能だったんだなーと思う、今。

そう思うと、骨折って自分が知る痛みより痛いんだろうね…

骨折している人、どうぞお大事に…

 

 

話がずれましたが、

こんなネタのような話をしようと思った訳ではなくて。

別の日に友達と4人で出掛けた時に、これまた数段しかない階段で足がグラつき、

あぁ、いま私は捻挫をしたな…

と思いながら、その後すぐにカフェでお茶をしたんです。

(そう、痛くても私はいつでも歩けてしまう)

コーヒーを飲みながら、甘い物を食べながら、止まらないお喋りをしていたはずが、

友達に起こされてハッ!と気が付く私。

そう、喋っていたはずが知らぬ間にネコムラ爆睡。

 

 

「ケガした時とかって、身体が治そうとするから眠くなるんだよね。」

この時に、友達の一人が言った言葉が頭に残り、

寝不足ではなくて、ケガした時や体調が悪い時にどうしても眠い時は、

あ、身体が治そうとしてるな〜と思うように。

そう思っていたのに、

こうして身体の本質を教えてくれた友達がいたのに、

パニック障害のことだけは、薬を飲んでさえいれば症状は出ないから、

薬さえ飲んでいればこのままで大丈夫と思っていたことに、今は残念としか言いようがない。

 

 

そして、

今の私は猛烈に眠くなっても昼間にどうしても眠れない症状がちょっと良くなった!

んだけど、完全には治らず継続しているので、

昼間に睡眠ができるようになると、脳がもっと回復するんじゃないかな?と思う。

いや、逆に回復したら、昼間にグッスリ眠れるようになるのか?

どっちでも良いけど、普通に昼寝がしたい。

 

 

ちなみにこの友達は、

この時から今に至るまで基本的に薬などには頼らない、自然派な生活をずっと送っている。

そして、たまに風邪くらいは引いて、前にインフルもかかってたけど、

基本、いつでもすこぶる元気。

 

 

ただ、

じゃあ、眠れないという人はどうしたらいいのかって問題が出てくる。

浜六郎さんは別の本で、眠れなくても大丈夫。

身体を横にするだけでも、休息は取れると言っていた。

でも、そんな事分かっても、眠れないってつらい。

 

 

睡眠中、

私は数時間おきに目が覚めるのが、ベンゾ服用中の日常にいつの間にかなっていたけど、

”百日咳”という咳が止まらない病気に罹り呼吸器内科にかかった時、

特に夜になると咳が止まらなくなり、ほとんど眠れない日が続いたことを話したら、

マイスリーが処方された事がある。

「スマイリーみたいなかわいい名前だな」

と思ったので、薬品名を記憶してた。お気楽だったね。(良い事だ。)

 

 

その夜、咳が止まらず夜中にマイスリーを服用。

すると、咳き込んでいるのにひどい眠気が襲ってきて、

目が回るような感じで気が付いたら朝になっていて、

 

 

『こっわ!!!!!!!』

 

 

マイスリー、こっわ!!

と思って、その時一度しか飲まなかった。(後、咳止めとかが効いてきたのかな?)

というか、マイスリー怖いとか言って、他のベンゾは飲んでたのにね。

アホde賞、受賞。

ただ、睡眠が取れた事で体力は回復。

薬が必要な時というのは、こういう時なのかな…難しいね、本当に。

ちなみに処方された時に先生からは睡眠薬という説明はなく、

眠れなかったら飲んでくださいとだけ言われた記憶。

先生に悪意があった訳ではなくて、ただ眠らせてくれようとしただけなんだろうね。

(追記:マイスリーは非ベンゾジアゼピン系)

 

 

本の最後の方に、

自身が難病患者で旦那さんが60代で認知症になり、

その後、自身も認知症を患った春本幸子さんの手記が載っていたのですが、

認知症患者が思うことが書かれていた部分に自分が重なり、

脳がやられてしまうって、残酷だな、他人から理解されない部分が多すぎるな、

と改めて思いました。

 

 

この本を読んだ後に同じく浜六郎さんの

『読んでやめる精神の薬』という本も読んでみたのですが、

こちらは減薬してる本人や、断薬した本人が読むには恐怖感を煽られてしまう感じがあり、減薬・断薬している本人ではなく、そのご家族や、周りの方が読む方が良いかも?と思いました。(個人の感想です。)

 

 

母親にこの本の話をし、

薬が使い方によっては危険性が生じる事があることを改めて話したものの、

父は認知症になる以前から他人に対して攻撃的な性格であり、

認知症が疑わしくなった頃から、その性格は増長していったので、

離れて暮らしている今、母ひとりにその何もかもを任せている状態では、

「薬を飲んで、攻撃性が少し落ち着いて安心した」という母に、

薬の危険性を伝えることはできるけど、その先、

処方薬について調べることや、その薬を飲むこと、飲ませることは、

本人や母が判断することであって、私が口を出すことではないのか?とも思った。

 

 

難しい、薬って。

命を救ってくれることもあるし、

命を奪っていくこともある。

 

 

いつも以上に寄り道が多く、長く文章になってしまった。

ツイッターでどなたかも言っていたけど、

私は、健康に死にたい。

room.rakuten.co.jp