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【断薬失敗経験談】ベンゾジアゼピンとSSRIの離脱症状備忘録④恐怖


数日前
自分に襲ってくる
離脱症状に混乱している方の
ツイートを見て



もう本当に
なんとも言えない
苦しくツラい気持ちになり
ボロボロと涙が出た



知ってるよ
知ってる



その
とてつもなく巨大な
不安や恐怖や混乱を
私も知ってる



助けたい



あの地獄のような場所から
助けたい



でも
声の掛け方が
分からない



だって
助け方が分からない



自分が無力すぎて
悲しい



得体の知れない
巨大な恐怖に襲われてた
あの時



とにかく
何もかもが怖かった



息をしているだけで
怖かった



テレビも
光も
音も
包丁も
トイレに入ることも
シャワーを浴びることも
髪の毛を洗うことも
歯を磨くことも
1階の部屋から
2階の部屋へ行くことも
2階の部屋にいれば
1階の部屋に行くことも



何が怖いのか
分からないけれど
とにかく怖くて



それが日に日に
大きくなっていって



本当に生き地獄だった



心臓が
飛び出してしまいそうな
激しい動悸が止まらなくて



幻覚なのか人影が見えて



幻聴なのか
ラジオで話すような
声が聞こえてきて



眠れなくて
一瞬眠れたと思ったら
悪夢と動悸で飛び起きて



ジッとしていられないけど
外へ出ると結界が
張ってるみたいに
足がすくんで歩けなくて



あれは経験した人にしか
分からない
恐怖の感覚だと思う



地獄でしかなかった



そして
あの恐怖を味わった事が
ある人はトラウマになって
いるんじゃないかな



私は、そう



無宗教だけど
必死でお願いした



「どうか助けてください」って



そして
もうこのまま
4ぬんだと思った



錯乱する前に
夫に頼んでた



これは薬の離脱症状
というものだと思う
どんな状態になっても
救急車を呼ばないで
大きな病院へ連れて行かないで



日に日におかしくなる身体で
調べて分かった
ベンゾジアゼピン離脱症状
それだと確信したから



病院へ運ばれて
再び薬を投与されるのを
どうしても避けたかった



でも
悲しいけど何かしら
再服用しないと
命がもたないと本能的に分かって
レキソタンを飲んだ



でも
完全には元に戻らなかった



それから
すぐに減薬を始めた



少しずつ減らさなきゃ
いけないことは
分かっていたけど



身体が
頭が
薬を拒否して



もう飲みたくないと
飲むのが怖いと
夫に泣きついて
叱られ



震える手で
水に溶かしたレキソタン
飲んだ



つらかった



本当に、つらかった



なんで
こんな思いをしなければ
いけなかったんだろう



一人で外へ出られなく
なってしまったので



かかりつけのメンクリ
夫に連れて行ってもらい
夫も診察室に入り
一緒に話を聞いてもらった



数年が経ち夫が
この時の先生の事を
「話を聞くだけの楽な仕事だな」
と思ったと言っていた



そして
勉強しておくんだったな
俺がいると
態度が違うんだろうなとも



先生が言うことではなく
目の前のひどい状態の
私を目をそらさずに見て



私が言うことを信じて
減薬に協力してくれたのは
この診察に同席した経験が
あったからだと思う



あの先生
ベンゾの離脱症状のことを
全く信じていなかったけど



数年経った今
ベンゾの危険性について
気付いてくれたかな



昨日までベンゾを
「一生飲んでも安全な薬ですよ」
と処方して



今日になったら
「これは危険な薬なので
 ゆっくりやめていきましょう」



なんて
急に方向転換するのが
難しいことくらい私にも分かる




でも
先生たちの処方に
診察に
たくさんの人の
人生がかかってるんだ



だから、どうかお願いします



気が付いたら
恐れず
方向転換してください



もちろん患者さんによっては
ベンゾやSSRI
必要な場合もあるだろう



だから
病院があって
先生がいる



どうか
どうかお願いします



話がそれてしまった
苦しい状況にいるみんな
頑張ろうね

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