他人の幸せを羨んで
憎んで
勝手に孤独を感じて
ふてくされてる
酷い有様のこの一年
他に何か変化はなかったのか？
というと
ある日突然
何の不安もなく
ごく普通に
ひとりで買い物が出来たことが
大きな変化だった
下腹部痛がひどくなった辺りから
日々の体調や服用した漢方の量などを
スマホのメモ機能に簡単に記入していて
その日
2023年2月のメモには
「薬局の後、流れでスーパーBへ卵を買いに行ってみると、
あまりに普通に買い物が出来て驚いた。
出掛けにお腹が少し空いていたけどご飯を取らず、
はちみつの飴ふたつを舐めた」
と書いてある。
この日は
ひとりで行かれるけど
ポイントカードがなく
品揃えがあまり好みではない
スーパーCへ行ったものの
目当ての卵が売っていなくて
(鳥インフルで品薄だったのです)
一人ではほぼ入ったことのなかった
新しく出来た大きいスーパーBへ寄ってみたのです
卵、必要だからね
仕方なく
そうしたら
『え…え？え？え？この感覚懐かしい』
“普通の感覚”でスーパーへ入れて
”普通の感覚”で卵を買って
”普通の感覚”で店外へ出てこられて
それはそれは、驚いた
何も怖くないし
何も不安じゃない
そうだ
世界はこんなにも穏やかだったんだ
帰り道、
時々行く好きな神社へ寄って
「神様、普通に行けました」
って報告しちゃったよね
(話す人が神様しかいない
私の寂しい現実は置いといてな)
今までも
ひとりでスーパーで買い物はしていて
それが出来なくなったり
また出来るようになったりを
この数年は繰り返してて
夫が一緒であれば
何の不安もないし
全くもって大丈夫にはなっていたし
一人で行っても
商品を選んだり
レジに並んだりも
基本大丈夫になっていたけど
それまでとは違う
もう一段階、楽になったというか
もう一段階、進んだ感覚というか
上手く言語化できないのだけど
とにかく普通
自分を取り巻く感覚が
めちゃくちゃ普通
周りは何ひとつ変わっていないはずだから
変わったのは、私なのだけど
婦人科系の症状緩和で飲んでいた漢方の効能では？
と思われるかもしれないけれど
この時期は
漢方を飲む毎に胃痛がひどくなっていってしまい
１ヶ月ほど服用をやめていた時期
離脱症状になる前から好きで舐めていた
はちみつ100%の飴が
不安感を起こす低血糖を
防いで功を奏した感もあるし
ブレブレだった身体の軸のようなものが
１ヶ月くらい前まで飲んでいた漢方によって
体力が底上げされた感じがしていた時でもあった
あとは
単純に時間薬な気もした
何かひとつの要素ではなく
色んな要素が重なって
急に普通が戻ってきた感じ
とにかく、不思議だった
でも、本当に嬉しかったなぁ
随分長いこと忘れていた感覚
それからその普通の感覚が
ずっと続いている訳じゃなくて
時々、おっと、今日はダメだ！
てスーパーでなってしまう日もあるし
あまりに長い期間
そうだね、6年も
くすぶる不安感と恐怖の世界に住んでいたから
一人でスーパーへ行く前は
また不安になるんじゃないか？
またパニックになるんじゃないか？
嫌だなぁ、行きたくないなと思ってしまったりしてる
予期不安ね
思考のクセみたいに
脳に刻み込まれちゃったみたいだから
この先、
折り紙みたいにその思考でできた山折り谷折りを
真っ直ぐ平らにして
『真の普通の感覚』になる事を願ってる
『真の普通』が果たして
伝わる言葉なのか分からないけど
3歩進んで2歩下がるになる恐怖に怯えつつ
今日も生きていくのです
離脱症状になる前から好きで買ってたハチミツの飴
スーパーや薬局だと一袋200円前後であります◎
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