初めてメンタルクリニックへ行ったのは、20代前半。
10代後半。
時々電車で具合が悪くなることがあり、
その後、自宅で一人の時に度々発作を起こし、
『頭がおかしくなってしまった。どうしよう。』
と恐怖を覚え、両親にも誰にも言えずに過ごしていた。
その後、時々発作を起こしながら、
20代になってからテレビで同じ様な症状の人の特集をやっていてパニック障害の事を知り、
『これだったのか!』と。
頭がおかしくなってしまったのではなく
“病気” であり “薬を飲めば良くなる” と番組では紹介していて、
とても安心したことを覚えている。
最初に行った病院では、
威圧感のある年配の男性の医師に
『薬が欲しいの?欲しくないの!?どっちなんだ!』と責めるように言われ、
泣きながら当時のバイト先の同性の先輩の家へ行き、事情を話した。
ただ治したかっただけなのに。
とても精神科は怖いところだと思った。
その後、どうしても治したかった私は、
当時インターネットもそこまで普及していなかったので、タウンページで病院を調べ、
その先輩に付き添ってもらい、電車で4駅先の病院へ行き、
『パニック障害だと思います』と話した。
そこで、パニック障害と病名がついた訳だけど・・・
今回、一気断薬した後からやけに昔の事を思い出すのだけど、
(特に失敗したことやダメだったことがずっと頭の中を駆け回って離れず、何気にキツい)
この時私が、
「たぶんパニック障害だと思います」
と医師に伝え、
『そうですね、きっとパニック障害でしょう』
では、お薬出しましょう。
と。
精神科/心療内科の診断って、何だろう?
と。
脚が痛いです、レントゲンを撮ったら骨が折れてますね、骨折です。
じゃなくて、
胃が痛いんです、じゃあ胃カメラ飲みましょう、
潰瘍が出来てましたよ。
じゃなくて。
なんて書いたらいいのか分からなくなってきたけど。
患者の言うまま。
それしか出来ないから仕方ないんだけど。
私は自分から
『パニック障害だと思います』と言ってから、
その後、何度も病院を変えたけれど、
パニック障害です、と伝えるだけで、どこの先生も
「はい、分かりました。パニック障害ですね。」
と言うだけだった。
私、本当は何だったのだろう。
まぁ、いまさら何でもいいか。
でも、薬を飲まないといけない病気だったのかな。
ほんと、いまさらだけど。
薬を服用したから色んな所へ行かれたし、仕事も出来たし。
良かった事は数え切れないくらいある。
でも、本当は薬なんて飲み続けなくても出来たんじゃないかって思ってしまう。
ほんと、いまさらだけど。
本当に、ずっと、
20年近くも薬を飲まなきゃ、本当にダメだったのか。