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ベンゾ服薬/ジャニーズとパニック障害と精神薬について思うこと。

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減薬 断薬 考える

 

先日、ツイッターのトレンドから

ジャニーズのKing&Princeのメンバーの方(岩橋玄樹さん)が

パニック障害が原因でグループの脱退と事務所からの退社をする事を知ったのですが

真っ先に思ったのが、

『薬を飲んでるんだろうな・・』

『薬が原因で更に体調を崩していないかな?』

『今後、薬をやめる時に大変な思いをしないかな?』

 

 

【以下、岩橋さんのコメントを一部抜粋】
「僕は2018年から、小さいころから患っていたパニック障害を治療するために、入院をして、自分なりに頑張ってなんとか回復させて、また皆さんの前にたてるよう、またメンバーと一緒の時間を過ごせるよう、これまで病気と向き合ってきました。

でも、現在も僕の病気は完全には治っていません。

僕の症状には波があり、ひどく症状が出てしまう時と、おさまっている時があります。そんな自分の状態をうまく説明できなくて、なかなか周囲の方に理解してもらえない時もありました。

そして、休養をしてから2年以上が経過してしまい、
いつもそばで見守ってくれたメンバーや、
ずっと応援してくれているファンの皆さんに対して、
はっきりとした報告もできないまま、この先もこれ以上待たせてしまう事が、本当につらく感じてしまいました。

メンバーを含め、たくさんの方々が応援し続けて待ってくれているにも関わらず、自分の心の弱さから、皆さんとの約束を果たす事が出来なくなってしまった事を、本当に申し訳なく思っております。

またこの先、大きな壁が立ち塞がる事もあると思いますが、その時は自分自身に『大丈夫』と言い聞かせ、1人の人間としてより強くなりたいです。
そして今後、病気が治った時はもっともっと笑っていたいです。

今後もきちんと自分の病気を克服するために、今までとは少しだけ環境を変えて、しっかりと自分のペースで治療を頑張ります。そして、応援してくださった皆さんにいつの日かまた再び笑顔を届けられるようにしっかりと人生を歩んでいきたいと思います。
本当にありがとうございました。 」

 

24歳、ツラかったね。

そして、よく頑張ったね。

 

なんで若い人のパニック障害=薬を飲んでるであろう事が

こんなにも心配になってしまうかっていうと、

私がおばさんだからというのもあるけど、

自分の経験上(パニック障害から20年ほど薬を服用)

薬を飲み続けてもこういう病気は治ることはなかなか難しい気がして、

薬を飲む事によって症状は緩和したり、治ったように見えて

“普通の人”と同じように生活を送ることが出来るようになるけれど、

結局それは病気を治すことを先延ばしにしてる事にしかならなかったな・・・

と自分の事を振り返って、同じ様な道を辿って欲しくないと思って

人の事が心配になってしまうんですよね。

 

以前、

ツイッターの相互フォローのあおあおさんあおあお (@irodorimidori77) | Twitter

が薬を飲む事を、              『幸せの前借り』と言っていて、まさにその通りだな〜と思いました。

服用したから出来たことも私にはたくさんあって、それは良かった事だけれど、

やっぱり継続して服用して良い薬はない、というのが私の答えです。

 

 

私の経験上の話をすると、

20歳ちょっとで薬を飲み始めて10年目くらいまで、

30代前半までは、

通常の服薬+頓服のレキソタン(頓服と言ってもほぼ毎朝服用していた)を飲めば、

新幹線にも飛行機にもディズニーランドの乗り物にも発作を起こさず乗れていたけれど、

30代から段々と、

頓服を飲んでも各駅停車以外の電車に乗ると発作を起こすような、

パニック障害になった当初のようなことがあり、

新幹線や飛行機を使って行く仕事の出張も

特例で行かずに済ませてもらったりするようになり、

ディズニーランドへ行っても、年々服用する頓服の回数が増えていく状態でした。

 

 

そう、段々と薬が効かなくなっていったんですよね。今思うと。

 

 

ちなみにいつの頃からか、

頓服のレキソタンを飲まないと手が震える事に気が付いていて、

見て見ぬ振りをしていました。

正直、本当は怖かったと思います。

薬を飲まないと手が震えるって、結構ヤバイなって。

 

でも逆に頓服を飲む回数増やせば普通には暮らせるし、

新幹線だって飛行機だって、

病気が治ればいつかはまた普通に乗れるようになるだろうし、なんて思っていました。

「一生飲んでも安全な薬です」

「薬飲んだままでも子ども産めるよ?(年齢的に)あなたも産めば?」

「医者なんてみんな精神薬飲んでるよ。だから一生飲んでも大丈夫だよ〜」

全て別の精神科医に言われた言葉。

 

(追記/精神薬を服用したまま無事に妊娠・出産された方は多くいらっしゃいますので誤解なきようお願いします。服用、減薬、断薬のリスクを全く伝えずに、いとも簡単に言われた言葉です。妊娠すれば気持ちで薬をやめることも出来るんだ、とも言われました。)

 

 

そしてその後、

私は知識のない中で何の気なしに薬をほぼ一気にやめて、

今度は薬の離脱症状をいうものに襲われて、

ほとんど、一旦人生を終えたような状態になりました。

 

 

パニック障害

→精神薬服用

→薬が効いて発作も起こさず普通に暮らせる

→10年目頃から徐々に薬が効かなくなってくる

→時々発作が起こるようになる

→外出しないので良いだろうと、何も考えず服用をやめる

→1ヶ月ほどかけ徐々に体調が変化していく(途中すごく体調が良い時があった)

離脱症状発症

→現在、離脱症状継続中(4年近く続いています)

 

尚、薬をやめた後に起こった離脱症状は、

原疾患のパニック障害の症状よりもツラく、

大袈裟ではなく生き地獄のような日々でした。

 

あくまで私の経験なので、

メンタル的な病でも薬を飲んですっかり完治する人もいるだろうし、

一生飲んでも変わらず薬が上手く効く人もいるだろうし、

突然薬をやめても何も起こらない人もいると思います。

(どうやらそのような人が大半のようなので)

ただ、こういう事が起こる可能性がゼロではないという事を、

長らく、何も考えずに薬を飲んできてしまった私と同じような後悔を、

この先、本当に誰にもして欲しくないのでここに記しておきます。

 

おばさん、お節介〜!!

そんな心配御無用〜!!

ってことも大いにあると思うのですが、

やっぱり私はこの20年の服用を本当に後悔しているので、

精神薬を飲んでいるであろうニュースなどを目にするととても心配になります。

 

どうか、どうか、

自分の身体は自分で守ってね。

どうかどうか。

 

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